緑内障ってご存知ですか?

眼のお話

私は眼科に関わる仕事をしています。

今回は「緑内障」についてお話ししていきたいと思います。

まず「緑内障」とは

何らかの原因で視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなる病気です。眼圧の上昇がその病気の原因の一つと言われています。

眼圧については先日お話ししました。

眼圧ってご存知ですか?
私は眼科に関わる仕事をしています。今日は「眼圧」について書こうと思いましたが、難しい!!ですので、簡単に説明しようと思います。眼圧とは、眼球内部の圧力のことです。眼の中で作られている「房水」の循環により調整...

参考にしてください。

「緑内障」の症状について

視野障害(見える範囲が狭くなる)が起こる。中心視野(真ん中の範囲)は比較的末期まで保たれるため、自覚症状は乏しくなります。実際、健康診断で指摘され初めて気づいたりする患者さんも多いです。

緑内障」の種類についてお話します。

緑内障にはいくつかの種類があります。眼圧が高くなる原因によリます。

眼の中には血液の変わりに栄養などを運ぶ、「房水」とよばれる液体が流れています。眼の形状は、この房水の圧力によって保たれていて、これを眼圧といいます。この房水の流れが塞ったりして眼圧が上昇していきます。

①原発開放隅角緑内障(房水の出口の部分が徐々に目詰まりして眼圧が上昇します。ゆっくり進行していく慢性の病気です)

②原発閉塞隅角緑内障(隅角が狭くなり塞って、房水の流れが妨げられ、眼圧が上昇します。慢性と急性があります。)

③発達緑内障(生まれつき隅角が未発達でる場合です)

④続発緑内障(外傷、角膜の病気、網膜剥離、眼の炎症など、他の眼の病気による眼圧の上昇やステロイドホルモン剤などの薬剤による眼圧上昇によって起こる場合です)

⑤正常眼圧緑内障(眼圧が正常にも関わらず緑内障になる場合です。開放隅角緑内障に分類されます。)

となります。

「緑内障」の診断方法について

①眼圧検査

②視野検査

③眼底検査

が、あります。

①眼圧は器械で測定します。器械から風がシュポって出てくる検査です。もう一つは、医師が診察の時に測定します。器械を直接、眼に付けて測るので局所麻酔の点眼薬を使います。正常値は10〜21mmHgです。21以上だと眼圧が高いとなりますね。

②視野検査も器械で検査しますが、15〜30分くらいかかります。点が見えた時にボタンを押す、というような検査ですが、集中力が必要で疲れる検査ですね。高齢者の方はちょっと大変な検査ですね。見える範囲がこれでわかるので必要な検査です。進行程度もわかるので定期的に行います。

③眼底検査は器械で眼底を撮影します。散瞳をする時もあります。

以上が主な検査になります。

治療方法についてお話します。

主には点眼薬です。眼圧を下げる薬を使います。

最初は1種類の薬から始めると思われます。効果を確認して途中から2〜3種類に変わる場合もあります。

1番有名な薬は「キサラタン」でしょうか。このキサラタンは、まつ毛に副作用が出るので、一時期違う使い方をして問題になったこともあるかと思います。

キサラタンの副作用とは、まつ毛が伸びる、というものです。なので、眼圧が高くないのに、美容効果を狙ってまつ毛に塗る人が出てきたんですね。まつ毛が伸びて嬉しい人もいるとは思いますが…

やはり正しい使い方が良いので、眼圧が正常な人は使用しないでくださいね。

点眼薬で効果の出ない患者さんには内服薬もあります。

またレーザー治療や手術療法もあります。

緑内障は自覚症状が少ない場合があるので、定期的に眼科受診をお勧めします。

みなさまお大事に。

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